第3科目

企業経営理論

戦略・組織・マーケティング——2次試験の土台

1経営戦略

フレーム内容
SWOT分析強み・弱み(内部)/機会・脅威(外部)を整理
3C分析顧客(Customer)・競合(Competitor)・自社(Company)
ポーターの3つの基本戦略コストリーダーシップ・差別化・集中
競争要因(5フォース)新規参入・代替品・買い手・売り手・既存競合
PPM市場成長率×シェアで「花形・問題児・金のなる木・負け犬」に分類
📌
戦略フレームは「内部/外部」「縦軸・横軸が何か」をセットで覚える。2次の事例Ⅰ・Ⅱで多用します。

成長戦略と競争優位

用語内容
アンゾフの成長マトリクス製品(既存/新規)×市場(既存/新規)で、市場浸透・新製品開発・新市場開拓・多角化に分類
シナジー複数事業の組み合わせで「1+1>2」を生む相乗効果
コアコンピタンス他社がまねできない自社の中核的な強み
M&A・アライアンス買収・提携による成長。外部資源の活用
💡 多角化や提携は「シナジーが効くか」で評価。コアコンピタンスを軸に事業を広げる、が王道のストーリー。

2組織論と人的資源管理

テーマポイント
組織構造機能別・事業部制・マトリックス。規模や多角化度で使い分け
動機づけ理論マズローの欲求段階/ハーズバーグの衛生要因と動機づけ要因
リーダーシップPM理論・SL理論(状況対応型)
労働関連法規労働基準法・労働組合法など(人事施策の前提)

3マーケティング

用語内容
マーケティングの4PProduct・Price・Place・Promotion
STPセグメンテーション→ターゲティング→ポジショニング
製品ライフサイクル導入→成長→成熟→衰退。各期で打ち手が変わる
ブランド・関係性ブランドエクイティ、顧客生涯価値(LTV)

4理解度チェック

Q1. SWOT分析の「内部環境」に当たるのは?
Q2. ポーターの3つの基本戦略に含まれないのは?
Q3. マーケティングの4Pに含まれないのは?
Q4. アンゾフの成長マトリクスの2軸は?
Q5. 他社がまねできない自社の中核的な強みを何という?

5じっくり理解

かみ砕くと?

この科目は3つの塊:戦略=どこで戦うか組織=どう人を動かすかマーケ=どう売るか。フレームワークは暗記対象ではなく“考えるための型”です。

具体例で見る(クロスSWOT)

強み「自社の高い技術力」× 機会「EVの普及」→「EV向け新製品を開発する」。このように内部要因と外部要因を掛け合わせて打ち手を出すのがSWOTの実戦的な使い方(クロスSWOT)。2次試験の事例で多用します。

📌
覚え方:4P=売り手目線(Product/Price/Place/Promotion)。対になる4C=買い手目線。STPは「絞る→狙う→位置づける」の順番(Segmentation→Targeting→Positioning)。
⚠️ つまずき:「差別化」と「集中」の違い。差別化=広い市場で違いを出す、集中=狭い市場(特定の客層)に絞る。両方を中途半端にやると「スタック・イン・ザ・ミドル(どっちつかず)」に陥る、というのがポーターの警告。

6まとめ

3行でおさらい

① 戦略:SWOT・3C・ポーター(基本戦略/5フォース)・PPM。軸が何かで覚える。

② 組織:構造の使い分け、動機づけ理論、リーダーシップ。

③ マーケ:4P・STP・製品ライフサイクル。2次の事例Ⅰ・Ⅱの土台。